※本記事はアフィリエイト広告を含みます。
2020年の年末に、27万円の洗濯乾燥機を買いました。
正確には本体271,500円+設置費3,150円で、274,650円。
当時の私にとっては、かなり勇気のいる買い物でした。
でも今、はっきり言えます。
この5年半で買ったもののなかで、いちばん暮らしを変えたのはこれでした。

今日はその洗濯乾燥機を、先日はじめて分解クリーニングに出した話を書きます。
ただ、単なるクリーニングのレポートにするつもりはありません。
「27万円もする家電、要る?」と思っている人にこそ、読んでほしい話です。
買ったのは、娘が生まれて2ヶ月のときだった
なぜこのタイミングで、そんな高い買い物に踏み切ったのか。
娘が生まれて、2ヶ月ほど経ったころでした。
初めての育児のまっただ中です。
何をするにも初めてで、うまくいかなくて、常にどこか焦っている。
そんな時期に、洗濯物だけが容赦なく増えていきました。
スタイ、ガーゼ、肌着。
1日に何枚も、何枚も出る。
ミルクを吐き戻せばまた1枚。
それを毎日、洗って、干して、取り込んで、畳む。
その愛らしい衣服を見ると癒されはするものの。
正直に言うと、洗濯そのものより「今日もあれをやらなきゃいけない」という気持ちのほうが大きくなっていきました。
そこに洗濯乾燥機が来ました。
会社の寮生活の際に使ったことのあった乾燥機。
放り込んでスイッチを押せば、乾いて出てくる。
それだけのことなんですが、育児のタスクリストから「洗濯」という一行が丸ごと消えたんです。
心にゆとりが生まれました。
生まれたばかりの娘と向き合う少しだけ時間が増えました。
あのとき27万円を払ったことを、私は一度も後悔していません。

洗濯乾燥機がなかったころの、あの動作
導入する前の洗濯って、こういう作業でした。
洗濯機を回す。
終わったら取り出す。
洗濯バサミで一枚ずつ干す。
乾いたら取り込む。
畳む。
しまう。
書き出すと6工程です。
しかもこれが毎日。
赤ちゃんがいれば、1日2回になる日もある。
さらに天気に振り回されます。
朝から雨なら室内干し。
干している途中で降られたら、取り込んで洗い直し。
旅行から帰ってきた日なんて最悪で、
大量の洗濯物を前に「明日と明後日は洗濯地獄だな」と覚悟を決めるところから始まる。
洗濯そのものより、洗濯という作業に頭のリソースを奪われている時間のほうが長かった気がします。
導入後:スイッチひとつで、全部終わる
今はどうか。
洗濯物を入れて、スイッチを押す。 以上。
取り出したときには乾いています。
干さない。
取り込まない。
天気を気にしない。
いちばん感動したのは旅行から帰ってきたときでした。
溜まった洗濯物を放り込んで寝るだけで、次の日にはもう全部終わっている。
あの「明日は洗濯地獄」の覚悟が、丸ごと消えたんです。
しかも子どもがおねしょしようが、吐いてしまおうが、汚そうが、
その日のうちに洗って乾燥して夜には再び使える状態に。
これなら、『また洗濯増えたじゃん!』と子どもにイラッとすることも少し減りました。
干して、取り込んで、畳んで——という一連の動作が生活から消える。
1日30分としても、5年半で1,000時間以上。
そう考えると、27万円という数字の見え方が変わってきます。
予想外だったのは、モノが減ったこと
そして、買う前には想像もしていなかった変化がありました。
服が減ったんです。
毎日必ず洗って乾くから、「明日の分」を用意しておく必要がない。
だから、いちばん好きな服だけを着ればいい。
短パンTシャツのシーズンは、パタゴニアの上下で毎日固定。
パンツは3枚。
それで足りてしまう。
「替えの服」という概念がなくなると、クローゼットは一気に軽くなります。
結果として、大好きな服だけに囲まれて暮らせるようになりました。
しかも収納も小さくて住むので、子どもがひとりいても1LDKの家で快適に暮らせます。
断捨離もしようと頑張ったわけじゃなく、勝手にそうなった。
手放したものは服だけじゃありません。
- 洗濯物用のハンガー → 乾燥機NGの服用に1つだけ残して処分
- 物干し竿 → 手放しました(笑)
ベランダが、ただの気持ちのいい空間に戻りました。
室内で昼寝しながら眺める空もスキになりました。
洗濯乾燥機は、私にとって「家事を楽にする家電」ではなく、
時間とモノを同時に減らしてくれた暮らしのインフラだったんです。
そのインフラが、5年半でへたってきた
前置きが長くなりました。
ここからが本題です。
去年あたりから、2つのことが気になり始めていました。
ひとつは乾燥時間。
洗濯から乾燥まで通しで、以前は3時間かからなかったはずが、気づけば4時間10分かかるようになっていた。
もうひとつはにおい。
洗い上がった洗濯物に、生乾きとも違う独特のにおいがけっこう残る。
鼻が効く方ではない私でもわかるほどに。
柔軟剤の量を増やしても消えませんでした。
かといって、メンテナンスをサボっていたわけではありません。
- 乾燥フィルターのホコリ取りは毎回
- 下部の排水フィルターの糸くず取りも定期的に
- 槽洗浄も過去に2回ほど実施
それでも改善しない。
取扱説明書に書いてある手入れの範囲では、内部までは手が届かないんですよね。
フィルターの奥、ドラムの裏側、熱交換器。
ここは分解しないと触れない。
5年半、そこを一度も掃除していなかったわけです。
業者選びは「くらしのマーケット」で
探したのはくらしのマーケットというアプリ。
ハウスクリーニングや家事代行の業者を、地域と口コミで比較できるサービスです。
依頼したのは天クリーンさん。
決め手は3つでした。
- 地元の業者だったこと — 何かあったときに近いのは安心
- 料金が相場の真ん中だったこと — 極端に安いところは逆に不安でした
- 女性スタッフの指名にも対応してくれたこと
3つ目について補足します。
娘がいるので、最初は女性スタッフに来てもらえたら安心かなと考えていました。
問い合わせたところ「女性が伺うことも可能です」との回答。
ただ追加料金が発生するとのことだったので、まあ当日は私も家にいるし男性で大丈夫です、と返答しました。
希望を出せば選択肢があるというのは、小さいお子さんがいる家庭には知っておいて損のない情報だと思います。
費用と、事前に準備したこと
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ドラム式洗濯乾燥機 分解クリーニング 1台 | 27,000円(税込) |
| 駐車場代(コインパーキング・当日現金払い) | 約1,300円 |
| 合計 | 約28,300円 |
駐車場代が別途かかる点は要注意です。
我が家には無料の駐車スペースがなく、最寄りは徒歩1分のコインパーキング(最大料金1,300円)。
業者さんの車を停める場所は依頼者側の負担で、しかも当日現金でのやりとりになります。
事前に確認しておくとスムーズです。
事前準備として頼まれたのはこの2つ。
- 洗濯機周りの物をできるだけ移動しておくこと
- 浴室を貸すこと
浴室は何に使うんだろうと思っていたんですが、
これは分解した部品を洗剤と水で洗い流すためでした。
つまり作業中は浴室が使えなくなります。
当日:作業は5時間、説明が本当に丁寧だった
実施したのは2026年6月末の土曜朝9時から。
撤収は14時、およそ5時間の作業でした。


正直、この5時間が一番の収穫でした。
来てくれたスタッフさんが、とにかく説明が丁寧だったんです。
- これから何をどう分解するのか
- どの部分に汚れが溜まりやすいのか
- なぜそこに溜まるのか(構造上の理由)
- メーカーごとに弱点が違うということ
- Panasonicのこの機種は、どこがへたりやすいか
作業しながら、出てきた汚れをひとつずつ見せて説明してくれる。
おかげで「お金を払って何かをしてもらった」ではなく、
自分の家の洗濯機の仕組みを理解できたという感覚が残りました。
どのくらいでメンテナンスをしたら尚良いか。
どこにホコリが溜まりやすいか。
どういった状態になったら買い替えたほうがよいのか、もしくは自分で直せるのか。
そして「思ったよりきれいですね」

ドラムを外し、熱交換器まで到達したところで、業者さんが少し拍子抜けした顔をしました。
「いやー、いつもこの汚れでお客さんがびっくりする顔を見るのが楽しみなんですけどねえ笑」
正直に言うと、私も少しがっかりしました。
ネットで見る分解クリーニングの記事って、真っ黒なヘドロがドバッと出てくる「ビフォーアフター」が定番じゃないですか。
あれを期待していた自分がいました。
でも、実際に出てきたのはそこまでの量じゃなかった。
5年半使って、この程度。

それでも、効果ははっきり出た
ところが。
| 施工前 | 施工後 | |
|---|---|---|
| 洗濯〜乾燥の所要時間 | 約4時間10分 | 約2時間50分 |
| 洗濯物のにおい | うっすら嫌なにおいが残る | 完全に解消 |
1時間20分の短縮です。
そして、あれだけ気になっていたにおいが、きれいさっぱりなくなりました。
つまり、こういうことです。
見た目の汚れの量と、性能の回復は比例しない。
写真映えするような真っ黒い汚れが出なくても、風の通り道がほんの少し塞がっているだけで、乾燥時間は1時間以上変わる。
「分解してみたけど汚れてなかった=お金の無駄だった」ではないんですね。
むしろ汚れが少ないうちにやったほうが、効果が出るし機械にも優しい。
業者さんいわく「3年に1回」
作業後、次はいつやればいいか聞いてみました。
答えは「3年に1回くらい」。
我が家は5年半放置していたので、推奨の倍近い間隔だったことになります。
今回それほど汚れていなかったのは、フィルター掃除だけはこまめにやっていたからかもしれません。
逆に言えば、日常の手入れをちゃんとしていても、3年に1回は中を開けたほうがいいということです。
274,650円を、27,000円で守る
ここで最初の話に戻ります。
我が家の洗濯乾燥機は274,650円でした。
今回のクリーニング代は27,000円。
ちょうど10分の1です。
そして3年に1回のペースで続けたとして、10年で約9万円。
それで買い替えを何年か先送りできるなら、家計としても、ゴミを増やさないという意味でも、十分に見合う計算だと思います。
でも、本当に守りたいのは27万円という金額じゃありません。
干さない、取り込まない、畳む量が減る。
天気に振り回されない。
旅行から帰った翌日にはもう終わっている。
服が減って、物干し竿を手放せた。
子どもが汚してもイライラが減る。
家族がいても少ないスペースで快適に暮らせる。
この5年半で手に入れた暮らしのほうです。
それが、乾燥に4時間かかるようになった時点で、少しずつ削られていた。
27,000円は、それを取り戻すための費用でした。
修理代ではなく、維持費。
そう考えると納得感があります。
まとめ:時間を取り戻すための、2つの提案
長くなったので整理します。
すでに洗濯乾燥機を使っていて、3年以上掃除していない方へ
一度、中を開けてもらってください。
乾燥時間が延びていたり、においが気になっていたら、業者さんいわく効果が出やすいそうです。
- 費用:27,000円+駐車場代1,300円
- 所要:約5時間・9時〜14時(その間は浴室も塞がる)
- 効果:乾燥時間 −1時間20分、におい 解消
- 推奨頻度:3年に1回
まだ持っていなくて、「使える時間を増やしたい」と思っている方へ
高い買い物です。
悩むのは当然だと思います。
私も相当悩みました。
でも、あの6工程が丸ごと消えること。
そして服やハンガーや物干し竿まで手放せること。
これを5年半やってみた結論として、削るならここじゃないと言い切れます。
そして、いま小さいお子さんを育てている方へ
これだけは声を大にして言いたいです。
買えるなら、いま買ってください。
赤ちゃんがいる時期の洗濯って、量が多いだけじゃなく、待ってくれないんですよね。
今日やらないと明日困る。
その「毎日必ずやらなきゃいけない一行」が消えるインパクトは、
独身時代とも子どもが大きくなってからとも比べものになりません。
お金で時間を買う、というより、お金で心のゆとりを買う感覚に近いです。
あの時期の私には、それがいちばん必要でした。
我が家のNA-VX900BはVXシリーズの最終モデルで、現在は後継のLXシリーズになっています。
身の丈に暮らすって、我慢して減らすことじゃなくて、大事なものに時間を使える状態をつくることだと思っています。
うちの場合、その入口が洗濯乾燥機でした。
維持できる限り、この一台と付き合っていくつもりです。


コメント