「なぜ通勤電車では、家族より近い距離にいられるのか。」
毎朝、知らない人と肩が触れるくらいの距離で立っている。
でも、そこに会話はない。
一方で、家族とは同じ空間にいても、
こんなに近づくことはあまりない。
娘ができて抱っこをしてと言ってくれるから、
かろうじて毎日、娘と近い距離になることはある。
思い返してみると、
父や母、兄妹とはどうだったろうか。
年を重ねるにつれて、
距離が近づく機会は遠のいた。
一方、朝の通勤電車。
距離は近いのに、関係は遠い。
それが当たり前になっていることに、
少しだけ違和感を感じた朝だった。

